こんにちは!私たち「えびな・ざまエールの会」は、海老名市・座間市を中心に、発達凹凸さん、学校苦手さん、ホームスクーラー(不登校)さん、繊細さんなど、多種多様なカラフルキッズの保護者が笑顔になれるように、茶話会やランチ会などでの交流や非公開型のSNSを使って情報交換などの活動を行っています(^^)
普段の茶話会ではざっくばらんに悩みや雑談などを話していますが、ここではテーマを決めて座談会形式でお話した内容をお届けします!
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*** 本日の参加者とお子さんのご紹介 ***
「はちさん」
「ぺんさん」
「メリーさん」
「とらさん」
今回は、お子さんの「得意」と「好き」なことについてお話いただきました。得意と好きを上手に伸ばしている皆さんのお話、必見です!好きすぎてのめり込んでしまう場合の対処法なども。
それでは【得意を伸ばすってどういうこと?~うちの子の「好き!!」~】スタートです!!
うちの子、これが得意かも
伸ばしてあげたい!
はちさん うちの子は好きなことと得意なことが違うので、得意なことを伸ばし、好きなこともさせている、というような感じです。得意なことは、漢字・音楽・スポーツ全般です。文字は小さい頃からこだわりがあったので、ひらがなやカタカナは興味を持ったときにすぐに教えました。幼稚園は、体育と音楽に力を入れている園を選び、療育*も体操とスイミングのあるところにしました。
とらさん 体を動かす幼稚園や習い事は、発散して得意も伸ばせて一石二鳥ですね!
はちさん 合うところがあってよかったです!療育の先生が元ピアノの先生で、「お子さんは、楽器が得意そうですね」と言われて、すぐにピアノ教室を探して習い始めました。集中力がなくて、長い時間の練習はできないんですが、「毎日少しだけでもいいからやろう」と声をかけています。あまりに練習を嫌がるので、「やめる?」と聞いたことがあるんですけど、「ピアノは絶対に続ける」と。だから楽しく続けられるように、誉めて誉めて、スタンプカードなどを使い、工夫しながら練習しています。
自分の好きなこともたくさんできるように心がけています。最近はあるゲームキャラクターにハマっていて、その小説やまんがから、漢字もどんどん覚えていて吸収力にびっくりです。
ペンさん 中2の息子は、パソコンでプログラムを組んだり、アプリを使って作曲したりしています。私には出来ないので、本当にすごいと思います。伸ばそうと思ってやっているわけではありませんが、夫もプログラミングや作曲をしたことがあるので、よく二人で一緒に話をしています。分からないところは全部夫に丸投げですけど(笑)。興味のありそうなプログラミングの本を何冊か買って渡してみたり、作品を作って発表会に参加したりしていましたね。
はちさん 発表会って習い事みたいな?
ペンさん 無料で開催される不定期のイベントのようでした。私たちが行ったところは企業が主催してくれていたんです。いろんな人に褒めてもらえるので、めちゃくちゃ楽しそうでした(笑)
メリーさん 無料って素敵(笑)。あと、お父さんが一緒にできるってすごくいいですね!思春期に入ると家族との関係も難しくなったりするけど、共通の話題で楽しく過ごせそうですね(^_^)
我が家の小4の息子は、ゲームが好きです。あと車や家の掃除、ラジコンが得意です。
はちさん えー!掃除!? やってくれたら大助かりですね!
メリーさん でも不登校が始まった小2の頃は、息子がゲーム、掃除好きなことに、私は前向きな気持ちになれなかったんです。掃除は、自分が綺麗にしたい場所へのこだわりが強く「ガラスに指紋つけないで」「車で食べないで」など、モデルルームや新車のクオリティレベルじゃないと納得しなくて。私のイライラの種になっていました。
不登校になってからのゲームは放課後になるまで禁止にしていたんだけど「ゲーム以外楽しみがない」と言って、放課後になるまでの時間はぼんやりして無気力で…。自己肯定感も下がっているのを感じて、現在は夜8時半までは好きな事をしてOKとしています。
そうして1年近く好きなことをしていたら、最近はお手伝いをしてくれたり、家族以外の人と繋がりたい気持ちが芽生えてきたようで。本人のやりたいようにすることで気持ちが安定して、本人のいいところが伸びていく事に繋がるのかなあ、と思いました。掃除などのこだわっていたことも、年齢が上がるにつれて少し和らいできました。
ペンさん 好きなことでストレス解消して、それが気持ちの安定にも繋がるんですね。いろいろと前向きなことも増えたようでうれしいですね!
とらさん うちの中3の息子は一眼レフのカメラで飛行機や電車の写真を撮ったり、ひとりで旅行を計画・実行することが得意で好きですね。写真データの編集やパワーポイントなどのパソコン操作、カードゲーム、料理もやります。撮影は、行きたいと言った時にはなるべく行かせるようにしています。場所が遠いときは、パソコンで行程表や資金計画の資料を作っています。
メリーさん 旅行会社みたい!しかもひとり旅とは驚きです!!
とらさん 料理は作ってくれた時には「作ってくれて助かったよ」「私が作るより美味しい」「ありがとう‼」などの声かけをしています。カードゲームは、学校の友達と一緒に遊んでいます。カードを買う時は否定の言葉を使わないように気を付けてます。例えば「また買うの?」「お金がもったいない」とか。
ペンさん 好きなことを否定されたら誰でも嫌な気持ちになりますよね。でもお金の遣いすぎは親として心配な気持ちもあるし「また!?」ってなっちゃいますよね~。耐えられてすごい!
集中しすぎてやめられない…。
我が家はこうしています♪
はちさん あるあるですよね(笑)
ゲームをやっているとき、絵をかいているとき、動画を見ているときはなかなかやめられないです。なので、朝起きたときからすぐに、1日のスケジュールをあらかじめ伝えることからスタートしています。時間を決めることは必須にしています。
タイマーが鳴ったら終わり、ゲームなら○○したら終わりとか。時間や終わりのタイミングはすべて、自分で決めさせています。私が決めると、納得しなくて結局やめられなかったりするので。
何度も声をかけてもやめられないときは、諦めてそのままやらせています。納得するまでやらせていると、いつかは自分でやめるので。終わってから冷静に「どうしてあの時は自分で言った約束を守れなかったかな?考えてみて」「ママはもうごはんも食べたしお風呂に入ったし、やるべき事は終わったから寝るね。」と言うと、やっと気づいて反省して、次回は凄く気をつけたりしています。声掛けはしつつ、できない場合は自分で考える力も身に付けてほしいと思っています。
とらさん なるほど。ポイントは「子どもが自分で決める」と「冷静に話す」なのかな。ごはんやお風呂など生活のことができなくても、その場で叱らず、本人がやめた後に根気よく話したほうが聞き入れてくれそうですね。
ペンさん うちもよく集中しすぎてやめられないことがありました。やめられなさそうだなと予想がつくものは、事前に話をしてルールを決めています。やるべきことをやってから、終わりの時間を決めて、やめる時の終了の合図はどれにするか、キリがいいところまでやりたい時は時間を決めて一回だけ延長可、それでもやめられなかった時のペナルティはどうするか、などですね。
はちさん ルールを決める前に始めてしまって、やめられなかった時はどうしてるんですか
ペンさん 後の予定に支障がなければ、定期的に声掛けをして。予定があるときは、例えばパソコンの画面と彼の顔の間に、私の顔を割り込ませて(笑)注意をひいてから「ちょっとお話しようか」と声をかけます。
はちさん 物理的にみえなくする作戦!(笑)
ペンさん その後、子どもに続けた場合とやめた場合のそれぞれのメリット・デメリットを話します。まあそれぐらいじゃ、やめられないんですけどねぇ。
メリーさん ですよね~。こんなに手間と時間を使っても、すぐにはできないことがほとんど。いつかできるといいなーの親心ですよね。
ペンさん 最近はやっとその努力が報われてきて(笑)。声をかけると渋々やめることもあります。それでもダメなときは、家の中にすぐに目につくところにはそれを置かないようにしました。隠すのではなく、置き場所を変えるだけでうちはだいぶ変わりましたね。
とらさん 本当にやってほしくないときは、目に入らないようにするのも手ですね!
メリーさん うちも「やめなさい」は、言っても喧嘩になるので極力言わないように堪えていますが(笑)「家庭でこれだけは譲れないってものがある方がいい」と聞いたことがあるので、夜8時半以降のゲームは身体が心配だからと、粘り強く言い続けていました。そしたら最近、背を伸ばしたいから早く寝ると本人が決めて、9時台に寝る日が多くなりびっくりしています。納得感と意欲があると変わるのだなぁと実感しています。
とらさん ゲームやスマホ、パソコンの扱いにはみんな苦労しますよね。
うちは、スマホは夜寝る前に、親に預ける約束にしています。その他は特に制限などはしていないかなー。
年齢が上がるにつれて自然とできることも増えていくし、その子の性格、特性でやり方を試行錯誤していくしかないかもしれないですね。でもみなさん共通しているのは、「本人の納得感や意志」と「冷静な声掛け・話し合い」ですね。
得意&好きは少しずつ変わっていく
はちさん 三歳くらいまでは車が好きでした。DVDで見たり、車のパズルをやったり、図鑑でたくさんの車種を覚えていました。あと文字や日本地図が好きで、テレビの字幕を追っていたり、天気予報で地図をみると指を指して喜んでいました。
ペンさん 小さい頃は私がお風呂上りに10数える時に「いー↑ちー↓にー↓いー↑さー↑ん→」みたいに、節をつけて歌うように数えていたら、そこから数字に興味をもつようになったみたいで、電卓でカチャカチャ遊んだり、数字に関連するアプリを楽しんだりしていました。タブレットで遊ぶようになってからは、作曲のアプリで曲を作るのも好きでしたね。
メリーさん うちの子は電車が大好きでした。初めはプラレールを繋げて、車両を増やして走らせていましたが、そのうち「乗り鉄」に。そして線路と車輪の擦れる音や踏切の音、ホームに到着した時のブレーキ音やモーターの音など「音鉄」に変化しました。だけど、小4くらいから電車は大嫌いに(笑)
ペンさん えー!そんなに好きだったのに!?
メリーさん 踏切の音がうるさい、電車は色々な人が乗るから汚い、と思ったようで、今は車が大好きです。
とらさん うちも電車が好きで、小学校低学年からデジカメで写真を撮っていました。路線図も大好きで、気づいたら日本の地名などを覚えていました。家族旅行はなるべく電車を使ったり、鉄道の博物館やイベントなどには沢山行きましたね。そのうち私が一緒に行くのが面倒になってきて、ひとりで行かせるようになってからは、近場から徐々に遠くまで行けるようになりました。
ペンさん 電車好き率がやっぱり高いですね。車やパソコン関連もよく聞くし、男の子は特に機械的なものに惹かれるのでしょうか。成長とともにできることも増えて、好きの幅も広がりますね!
得意&好きを子どもの成長の糧として
はちさん 好きなことや特技がたくさんあり、息子のことを羨ましいなと思います。すでに運動もピアノも私より上手いです。動画を毎日見ているのでタブレット操作なども敵わないです。子どもの頑張る力、好きなことを覚えるスピードは無限大だといつも感じます。これからもいろいろなことを楽しんでやってくれたらいいなと思っています。
ペンさん
得意は子どもの自信につながっているだろうと思いますが、まずは自分が楽しんでほしいですね。うちの子は毎日くたくたに疲れているのが分かるので、そういう疲れをリセットまではできなくとも、ちょっとだけでも気分が良くなればいいなと思っています。
メリーさん 耳が良く、スピーカーの音質の違いがわかったりするので「叩いて音を聞いて、不良がないかを検査する人もいるんだよ~」や、ラジコンが得意なので「ドローンを使ってこんな仕事があるんだね」など、得意なことから視野を広げてもらえたらいいなと思っています。
不登校が始まった頃は「嫌なことも我慢してやる子に」という気持ちが強くあったんですけど、最近は「好きなこと、得意なことを伸ばして、それがもしかして将来につながったら最高だな」と思うように。不安な事を挙げればきりがありませんが、今子どもが楽しいのが第一だなと思うようにしています。
とらさん 小さい頃から、得意を伸ばしてあげたくて、好きなことにはとことん付き合いたいと思ってました。書くこと、特に漢字が苦手ですが、駅名などで練習したり、航空無線から英語を勉強したり、好きなことから学習に繋がるようにとも考えています。好きなことや得意なことで認められると、自己肯定感が上がると思うので、できないことには目をつぶり、できたことを認めるように心がけています。
今回も貴重なお話をありがとうございました!
第6回座談会は、これで終わりにしたいと思います。
この座談会が、子育て中のみなさんの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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